DAY3の続き...
朝陽よりも早く起きて、幾つも橋を渡り、島の奥へと進みます。
船の出港する時間に合わせて、子どもたちも準備を整えます。
ここから定置網漁の仕事が始まる
始まる前に今回お世話になる松園水産の社長より漁業の話がありました。
これから始まる体験に、船の上で聞くリアルな話に耳を傾けます。
定置網しかけてある場所に着くと、漁師さんたちが忙しなく動き始めます。広がる緊張感..
機械で網を少しずつ揚げていきます。網が絡まないように、手作業で調整...
少しずつ見えてきた網と、騒ぐ魚たちに「お!いるいる!」と子どもたちも興奮してきます。
網の後半は人力で揚げていきます。みんなで網を掴み、引っ張り上げる!
頑丈で、硬い網を揚げるのは一苦労です。
大暴れな魚たち、重みが増します。魚が見えてくると、漁師さんが大きな網で掬い始めます。
まずは大きな魚たち。この日マグロが獲れて、迫力のある動きにみんな一歩引いてました。
新鮮な状態で持ち帰る為に、トドメを刺すのにも2人掛かりでした。
他にもシーラやいか、かわいいハリセンボン♡
大きさで魚たちを選別していきます。その作業も手伝わせてもらいました。
それが終わると、船着場へ戻ります。
運転席にも立たせてもらい、船長気分♫大人も羨ましそう(笑)
船着場に着くと、獲れた魚を送り先へ選別したり、箱詰めしたり。
獲れた魚を持ってパシャリ!
シーラという魚(この日夕方に五島料理を教えてくれるお母さんに唐揚げにしてもらう♡)
獲れた魚を全て捌いたり、売るわけではなく、稚魚は海に還します。それが松園水産さんの漁法で、乱獲はせずに手間を掛けリリースします。
海の中で生簀を作り、育てることもやっていて、餌やりもさせて頂きました!
この日朝ごはんは、まだ食べておらず贅沢にも獲れたてのお刺身を頂きます。それまで時間があったので、社長の計らいで船でしかいけない特別なビーチへ。
ここには地元の人たちが大事にするお社もあり、漁業の祭にも欠かせない神聖な場所だそうです。みんなでご挨拶に行き、少しだけ海で遊ばせてくださいとお伝えしました。
準備をしてスノーケリングをしました!透き通る海!
最高です!
時間を忘れるくらい遊びましたが、そろそろお腹がぐう〜。そのタイミングで漁師さんたちが再び迎えにきてくださいました。いい疲れで船着場へ戻ります。
朝ごはん!感極まる声とヨダレが...
大きな声で、「頂きます!」と心の底から出ました!頬張るようにどんどん口に入れていく。
でも、本当に美味しくて。新鮮な魚がこんなにも味が濃くて、それぞれ味が違うなんて。
お味噌汁まで入れてもらって...泣
本当にごちそうさまでした!一生に一度しか食べられないんじゃ無いかと思うくらい美味しいお魚をありがとうございました。
島だからこその仕事と、その姿を、プロから直接学び五感で感じる。松園水産さんだからこその場と空気感に沢山心動かされました。日本にはこんな仕事があるんだ!そんなことを言葉だけでなく、体験できたことは子どもたちの世界を大きく広げたと思います。
ありがとうございました!
朝イチから体も心も大満足のみんなは夕方までお宿でゆっくりすることにしました。
漫画読んだり、奈良尾を散歩したり。そんな余白も五島キャンプの醍醐味だったり。
そして、夕方からは毎年五島料理を教えて下さる戸崎鮮魚店のお母さん戸崎さん。
この日の為に、松園水産さんから鯵を仕入れてくれて、準備をしてくださっていました!
ご指導頂きながら、鯵を捌く。
何度もやるうちに少しずつコツが掴めてくる感じ。
この鯵をフライにしたり、酢飯を詰めて紀寿司という和歌山県の方から伝わった伝統料理を作りました。出来上がったものをお宿に運びます。
松園水産さんで食べたお刺身も美味しかったけど、自分で捌いた魚や手を掛けて作った食事はまた格別です!
食べ終わったら、もう真っ暗です。みんなで過ごす最後の夜。振り返りも盛り上がります。
「稚魚をリリースしたのが楽しかった!」「お刺身が美味しかったね!」「スノーケリングの海が綺麗だった」等。
明日が最後、あっという間の最終日。ベッドでも盛り上がるよね(笑)
翌朝...
最終日の朝もやっぱり早い!人口アラームで起こされます(笑)
日の出を見に米山へ向かいました。
少しずつ上がる朝陽に釘付けです。
朝陽を見ながら朝ごはん♡染み渡るぅ〜
帰ってきたら、帰る支度をして最後の振り返りです。
お互いに、相手の話を聴き合う時間と、みんなでシェアする時間。
5日間あったことを振り返り、沢山の時間や感情が出てきました。思い出いっぱいです!
お世話になったお宿にお礼を伝えて、帰り道に戸崎さんにも挨拶をしました!
「また来年待ってるねー♡」
嬉しい言葉をもらって、帰路につきます。少し時間があったので、高井旅海水浴場に寄りました。
最後の最後まで島を堪能しました♫
港のお土産屋さんで、お土産time。みんな予算の中で、誰に、何を、どのくらいと真剣に考えて買っていました!お勧めは、「かんころ餅」、さつまいもでできた固めのおやつです。少し焼くと香ばしくなって、さらに美味しい♫
船に乗り、出発!5日間お世話になった島をコーディネーターしてくれた みいら ありがとうございました!また来年来ますー!!それぞれ色んなところから集まっているから、少しずつ仲間との別れの時間がやってきます。福岡組ともバスターミナルでお別れです!
「また来年会おうな!」抱き合ったり、握手したり。
東京組は、飛行機に乗って羽田へ帰ります。
みんなそれぞれの場で、解散し、各スタッフと共にお母さんお父さんの待っている場所へ。
それぞれが解散式を行い、保護者の人も子どもたちも、安心に包まれる顔。
大冒険から帰ってきた子どもたちの表情を見て、大きく成長して帰ってきたこと、沢山の思い出いっぱいに満たされていることに大人も送り出して良かったと、後から聞きました。
今回、天候にも恵まれて、予定通り5日間を過ごすことができました。又、五島で出会い、場を提供して下さった矢堅目の塩さん、太田製麺さん、松園水産さん、戸崎鮮魚店さん、そしてgotoadventure innのみいら、本当に本当にありがとうございました!
3年目にして、毎年迎えて下さる地元の方々が温かくて、その優しさと大自然に包まれて最高の体験になりました。子どもたちも、本当にお疲れ様でした。また会えるのを楽しみにしています!!
とと
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